ゆるくまじめに合気道

難しいことはよく分からない。でも合気道は楽しい! そんな非ストイック人間が、日々の稽古で気づいたことや考えていることについて書き連ねます。未経験者や初心者のお役に立てますように。

合気道の基本 稽古について

年末年始など長期間稽古がないときにやっておくといいこと。

投稿日:2018年12月22日 更新日:

こんにちは。
合気道三級のばーやん(@yurumaji_aikido)です。

そろそろ稽古納めという道場も多いんじゃないでしょうか。
僕のところも今日が稽古納めでした。
(が、僕は体調不良のため行けず……)

年明けの稽古初めがだいたい 1 月の 2 週目くらいでしょうから、二週間くらい空いてしまう計算になります。
この期間でいかに一人稽古をしっかりできるかによって、年明けの身体の動き具合が変わってきます
少なくともまったく身体を動かさないのは無しですよ!
年末年始くらいゆっくり過ごしたいのは分かりますが、1 日 1 回くらいは合気道のために時間を使いましょう。

「稽古」といっても、そんな大したことじゃありません。
ちょっとしたことで一人稽古はできます

いくつかご紹介しますので、隙間時間などに試してみてください。

転換

まずは基本中の基本である「転換」です。

転換についての詳しい内容は別記事に書いているので、興味がある方はどうぞ。

畳一枚のスペースがあれば稽古できる!」とは、僕の師匠の弁。
確かに転換くらいの動きであれば、それくらいの小さなスペースで稽古できますね。
フローリングやアスファルトのような地面ではやりにくいのが難点でしょうか……(^_^;)

一人で転換をするときも、必ず相手が居るものと想定して稽古するようにしてください
出した手をグッと握られた感覚を想像しながら、身体を動かしましょう
ただ動きをなぞっているだけでは、せっかくの稽古も意味がありませんからね。

また、転換はとにかく連続して数を多くこなした方が良いです。
一回ごとに止まって考えるのではなく、動きながら考える。
動きながら調整したり修正したりする。
これが上達のコツです。

そのときのチェックポイントもいくつか考えられますね。

  • 手は自然に伸びているか(窮屈に曲がっていないか)
  • 目線は身体より先に動く方向を見ているか
  • 母趾球に体重が乗っているか(小指側や踵に体重が乗っていないか)
  • 相手の力の方向に流せているか
  • 転換後も身体のバランスを保っているか(回りすぎていないか)
  • 正しい姿勢を保っているか(前屈みになっていないか)
  • 摺り足で転換できているか(足の裏が畳から離れていないか)

こんな感じでしょうか。
思いつくまま書いただけですが(順不同)。

あなたの課題も合わせてチェックしながら稽古してみてくださいね。

転換の動画を一つ載せておきます。
ご参考まで。

素振り

素振りも転換と同様に、小さなスペースで行うことができる稽古です。
自分の中心を感じるためには最適だと思いますよ。
また、手の力を抜いて振り抜くという感覚を身に付けることにも非常に有効です。

立った状態でももちろん構いませんが、正座して行う素振りもおすすめです。
座っている方が天井を気にしなくていいですしね。
立った状態だと足捌きなども考えないといけないので、正座の方が素振りそのものの効果を実感しやすいと思います。

「素振りって言われても、ウチには木刀とか竹刀なんてないよ」という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
というか、木刀なんて普通は持ってません(笑)。
その代わりとしておすすめなのが、「サランラップの芯」です
結構な硬さがありますし、長さや太さも程良くありますので。
(30cm と 22cm がありますが、僕は 30cm の方がやりやすいです)

トイレットペーパーの芯でも試してみたことがありますが、さすがに短すぎ・柔らかすぎで無理でした(^_^;)
その他にも、新聞紙があればそれを丸めてテープで留めるなどしても良いでしょうね。

雑誌などの紙が厚くて枚数が多いものは、あまりおすすめしません。
一箇所に重みが集中してしまうので、握る手に余計な力が入ってしまいがちです。
木刀よりも太くなってしまうでしょうしね。
テープでガチガチに固めてしまえばいいのかも知れませんが……。

「力を入れずに振り抜く」という感覚を養うためには、手に持つものはできるだけ軽いものの方が良いです。
あなたの身の回りにも何か使えそうなものは無いか、探してみてください。

イメージトレーニング

実際に身体を動かせなくても、本を読んだり動画を観たりしながらイメージトレーニングすることはできますよね
帰省時の長い移動の際も、眠りにつきたい衝動を抑えて時間を有効活用しましょう!

以前にもイメトレには動画が有効ということを書いた記事と、そこから派生した YouTube でおすすめの動画を紹介する記事をアップしています。

国内外問わず、本当にいろいろな動画がアップされています。
課題を解決するための動画を探してもいいですし、あてもなく巡ってみて新たな発見をするのもいいですね

同じ動画でも見る目を変えることで、新しい気付きを得ることができます。
何となく眺めているだけじゃなく、課題や目的意識を持ちながら観るようにしましょう

最近は新幹線の車内でも Wifi が無料で使えたりしますからね。
»新幹線車内無料Wi-Fiサービス:JRおでかけネット
移動中でもパソコンでもスマホで動画を観ることができますよ!
使えるものは何でも使っていきましょう〜。

審査の技を覚える

昇給・昇段審査では、各道場で決まった一連の技を行います。
あなたがもし次回の審査を受けたいと考えているのであれば、当然その技を覚えて稽古しないといけませんよね

ただ、合気道の技は文字で読んでもよく分かりません(笑)。
なので、考えなくても自然と身体が動くくらいまで、流れで覚えてしまいましょう
先輩たちも同じ技で審査を受けてきているはずですから、そのときの動画があるならぜひ見せてもらってください。
(データをもらって手元に持っておいた方がいいですね)

流れを覚えるだけであれば、二週間もあれば充分すぎるくらいの時間があります
一つ一つの技については年明けからみっちり稽古するとして、まずはどんな技が審査項目にあるのか、しっかり把握しておきましょう。

審査のことがちゃんと頭に入っていれば、年明け早々の稽古でも上級者の人たちに教えてもらいやすいですからね。
できればその技の中で、自分にとっての課題も見付けておけたらさらにベターです。

勉学に励む

この際だから勉学に励むというのも一つの手です。
普段はなかなかまとまった時間を取れない人も多いでしょうからね。
時間があるときにじっくり腰を据えて、本を読んだり調べものをしたりするのも良いかも知れません。

合気道の本は難しい内容のものも少なくないですからね。
書いていることを理解するだけでも時間がかかってしまいがちです(^_^;)

いくつかおすすめ・定番の本をご紹介しますので、ぜひこの機会に読んでみてください。
新たな地平が開ける……かも?

-合気道の基本, 稽古について
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